2010年度春季本大会 一回戦詳細記事

お待たせいたしました。
春季本大会一回戦(対安田学園戦)の詳細記事をアップさせていただきます。

■イニングスコア

駿台学園|2 0 1 0 0 0 1 0 0|4
安田学園|0 0 0 0 2 0 0 0 1|3

■選手別スコア

[遊] SZK⑥|遊ゴロ|左安|右飛|三振|
[中] SMR⑧|中二右中二
中 TKG⑱|遊ゴロ|右飛|
[左] TND⑫|本塁打|三振|右安|三振|
[捕] TKH②|四球|三振|犠打|三振|
[三] KWK⑤|遊失策|右飛|右飛|遊ゴロ|
[右] MTM⑨|二直|中飛|中飛|二ゴロ|
[一] MRY⑮|三ゴロ|三ゴロ|本塁打
投 YNY①|遊飛|
[投] SGW⑩|三飛|二直|遊飛|
[二] KRT④|二ゴ|中飛|一飛|

【1回表・駿台の攻撃】
一死から2番SMRくん⑧がセンターオーバーのフェンス直撃二塁打を放ち、
続くは、正ポジションは捕手ながらこの日は左翼手としてスタメンに入ったTNDくん⑫。
そのTNDくん⑫の放った打球はレフト中段のネットに突き刺さる本塁打!(凄)
幸先良く2点を先制します!
(駿2-0安)

私、この時まだ電車で移動中だったため、
このTNDくんのHRを見ることができませんでした…(残念)

【1回裏・安田の攻撃】
駿台の先発ピッチャーはサウスポーのSGWくん⑩。
1番バッターにいきなりヒットを放たれ、また失策も絡み、
二死満塁というピンチを招きますが、6番バッターを投ゴロに打ち取り無得点。
(駿2-0安)


躍動感溢れるピッチングが健在のSGWくん⑩

【2回表・駿台の攻撃】
三者凡退。
(駿2-0安)

【2回裏・安田の攻撃】
またもや、先頭バッターを内野安打で出塁させてしまいますが、
その後、三人を何なく斬って取りチェンジ!
(駿2-0安)

【3回表・駿台の攻撃】※この回が始まる直前に私は球場入りできました。
先頭のSZKくん⑥がレフト前ヒット。
続くSMRくん⑧が1打席目に続いての二塁打を放ち、
一塁ランナーだったSZKくん⑥が長躯ホームイン!
いい形で欲しかった追加点を挙げます。
(駿3-0安)


ホームに還ってきたSZKくん⑥


見事タイムリーを放ったSMRくん⑧

【3回裏・安田の攻撃】
先頭の2番バッターが放った打球はセカンドベース後方に高~く上がったフライ。
この打球を追いかけたショートSZKくん⑥とセンターSMRくん⑧が交錯してしまい、
ボールをも落としてしまいます。それにより無死二塁の大ピンチに…。
しかも、SMRくん⑧は倒れこんだまま暫く立ち上がることができません。
この場では何とか立ち上がって守備に着いたSMRくん⑧でしたが、
結局次の打席には立つことができず、無念の交代となってしまいました…。
さて、この後3番バッターにが四球を与え無死一二塁とピンチが広がりますが、
ここからSGWくん⑩が踏ん張りました!
4番をセンターフライ。5番を三振。6番をショートゴロに斬って取り無得点!(凄)
(駿3-0安)

無念の交代となってしまったSMRくん⑧の怪我は予想以上に深刻なものでした。
SZKくん⑥に足を払われるような形での予期せぬ転倒だったことから、
グラブをはめている左手を変な形で地面に着いてしまったようで、
骨には異常はなかったもののギブスで固定せざるを得ない故障となってしまい、
この後の試合に出場することは叶いませんでした…(残念)

【4回表・駿台の攻撃】
三者凡退。
(駿3-0安)

【4回裏・安田の攻撃】
三者凡退。
(駿3-0安)

【5回表・駿台の攻撃】
淡白過ぎる三者凡退。
このままでは安田に流れが行ってしまうのではないかという危惧を感じます…。
(駿3-0安)

【5回裏・安田の攻撃】
この回の安田は1番バッターからの攻撃(ちょっと嫌な予感がする)。
その1番バッターは三振に仕留めますが、続く2番バッターに死球。
一死一塁となり3番バッターが放った打球はセンターオーバーのタイムリー三塁打。
難なく1点を返され、なおも一死三塁のピンチが続きます。
ここで4番バッターの打球は前進守備のサード真正面のゴロ!
しかし、KWKくん⑤が若干ファンブルしてしまい本塁へ送球することができず追加点を献上。
一塁はアウトとし二死となり、5番バッターもショートゴロに打ち取りますが、
嫌な予感が当たってしまった感じで2点を返されてしまいました。
(駿3-2安)

【6回表・駿台の攻撃】
初回に本塁打を打った先頭バッターTNDくん⑫がライト前ヒット。
しかし、続くTKHくん②が送りバント失敗。
後続も相次いで外野フライに打ち取られあっけなくチェンジ。
流れを取り戻すことができません…。
(駿3-2安)

【6回裏・安田の攻撃】
一死から7番バッターにレフト前ヒットを浴び、
続く8番バッターにライト線を破る当たりを放たれてしまいます。
ボールが転々とする中、一塁ランナーは一気に本塁を陥れようとしますが、
駿台の素晴らしい中継プレイにより本塁タッチアウト!(凄)
打者走者は三塁まで進んだので、引き続き二死三塁の大ピンチを背負いますが、
9番バッターを投ゴロに仕留め、この回を無得点に抑えます!
(駿3-2安)

【7回表・駿台の攻撃】
さあ、ピンチの後にチャンスはあるのかァ~?
この回の先頭バッターは7番MRYくん⑮。
1・2打席目ともにサードゴロに打ち取られていたMRYくん⑮でしたが、
この打席ではファールファールで粘りを見せます。
そして迎えた8球目、ドンピシャのタイミングで振り抜いた打球は
弾丸ライナーで左中間方面へ一直線に飛んで行きます!
そして、フェンスをギリギリ越える値千金のホームランとなりました!(喜)
後続は倒れますが、MRYくん⑮のソロによりこの回貴重な追加点を挙げます!
(駿4-2安)


満面の笑みでダイヤモンドを一周してきたMRYくん⑮!

【7回裏・安田の攻撃】
この回からピッチャーはYNYくん①に交代します。
いつも思うことなのですが、三角監督の采配は良い意味で実に大胆!
その頭脳の中では緻密な計算が見事に成り立っているのでしょう。
私のような人間では到底想像できない裏打ちされた答えに向かって!
実際私なんかはまだまだSGWくん⑩を引っ張りたかったところですから…(汗)
そのYNYくん①は全く危なげないピッチングで安田打線を三者凡退に!
(駿4-2安)


打たせて取るのが真骨頂のYNYくん①

【8回表・駿台の攻撃】
三者凡退。
(駿4-2安)

【8回裏・安田の攻撃】
先頭バッターに出塁されるも、後続を打ち取り無得点に抑えます。
(駿4-2安)

【9回表・駿台の攻撃】
5回に続き、またもや淡白過ぎる三者凡退。
安田最後の攻撃をキッチリ抑えられるのか?
(駿4-2安)

【9回裏・安田の攻撃】
先頭8番バッターの打球はショート真正面!
一死もらったと思った次の瞬間、一塁への悪送球で無死一塁。
続く9番バッターの放った打球はまたもや二塁ベースよりのショートゴロ。
SZKくん⑥、今度はがっちり取って二塁ベースを踏み落ち着いて一塁へ転送!
見事に併殺打に斬って取ります!
これで一気に二死無塁となり勝利が近づきます。
しかし、ここで勝ちを意識して(早く試合を終えたいと思って)しまったのか、
1番バッターにレフト前ヒットを許してしまいます。
そして、続く2番バッターの放ったセンターへの深い当たりは、
この日の強い風により右へ右へと流され、右中間にポトリと落ちてしまいます。
この当たりにより一塁ランナーが長躯ホームインし1点差に詰め寄られます。
そして打者走者も三塁まで進み、なおも二死三塁という絶体絶命ピンチが続きます!
迎えるバッターは3番!YNYくん①の放る球はなかなかストライクが入らずに
ノースリーとなってしまいますが、ここから二球続けてストライクを取り、
二死三塁・カウントツースリーになります!
そして、YNYくん①が放った最後の球は渾身のストレート!
相手のバットは空を切りゲームセット!(喜)
(駿4-3安)


この大ピンチの場面でマウンドに集まり互いに気合いを入れる駿台内野陣。
思えば、3/28に行われた水沢との練習試合(1試合目)の際も、
9回裏に絶体絶命(無死二三塁・一打同点)のピンチを迎えたのですが、
ここからYNYくんが踏ん張り、相手4番・5番バッターを連続三振に斬って取り、
最後の打者をセカンドゴロに打ち取りゲームセット!
この4日前の経験がこの日の9回裏に見事に活きた形となりましたね!


7年前の夏4回戦で東東京のベスト16入りを賭けて対戦したものの、
1-18というコールド敗退を喫した相手・安田学園!
今回7年の時を経て、その相手に見事リベンジを果たしてくれました!(嬉)
プロ野球選手を何人も輩出している野球伝統校の安田学園に勝ったことで、
またひとつ駿台野球部の歴史を塗り替えてくれたのだと思います!

しかし、1点差での二死三塁。この場面はどこかで観たような気が…。
あっそうだ!09秋季大会にて駿台が都四商に1-0で負けた時と
同じシチュエーションだったというわけです。
ということは、その時のリベンジをも果たしたという形になりましたね!


この日は今年3月1日に卒業した野球部OB達も大勢観戦に訪れていました。