2010年度春季本大会 二回戦詳細記事

お待たせいたしました。
春季本大会二回戦(対法政大学高戦)の詳細記事をアップさせていただきます。

■イニングスコア

駿台学園|0 2 0 0 0 0 1 3 5|11
法政大高|0 0 0 0 0 4 0 0 0| 4

■選手別スコア

[遊] SZK⑥|右飛|四球|三振|右前安|四球|右中三
遊 NTM⑭
[中右] MTM⑨|四球|四球|遊飛|三振|二安|四球|
[左] TND⑫|死球|死球|三失策|三ゴロ|三振|三振|
[捕] TKH②|中飛|一ゴロ|三振|右前安|遊失策|死球|
[一] TMR⑦|三振|中前安|投ゴロ|右中二中前安
走 FMY③
一 KMK⑰|死球|
[三] KWK⑤|四球-盗塁死|中飛|三振|犠打|遊ゴロ|右前安
[右投] SGW⑩|二ゴロ|二ゴロ|二安|三振|右前安|三振|
[二] KRT④|中前安中前安|遊飛|二飛|犠打|
[投] NKY⑪|三失策|右飛|
投右 YNY①|左飛|中飛|
中 TKG⑱|四球|


この二回戦が行われたのは日曜日だったということで、
きちんと試合開始から観ることができました。
しかし、球場周りには桜が咲いていたものの、
その真冬のような寒さにはホント参ってしまいました…。

そういえば、2007年の東京都中学野球秋季大会二回戦にて、
駿台学園中は法政大学中と対戦していたことに気づきました。
その時はサドンデス(特別延長戦)で駿中が勝利を飾りました!
そして、その後見事に東京都をも制した駿中!
互いに高校新2年生になって「再戦」という形になったのでしょうか?

【1回表・駿台の攻撃】
一死から2番MTMくん⑨が四球にて出塁。
3番TNDくん⑫も死球と、無安打で一死一二塁のチャンスを得ますが、
4番のTKHくん②はセンターフライ、続く5番TMRくん⑤も三振と、
後続が続かず無得点に終わります。
(駿0-0法)


しかし、一回戦から無安打のTKHくん②は、
バッターボックス内で悩んでしまっているかのよう…。
キャッチャーで4番は重責だとは思いますが、
それだけ期待されているということでしょう!
「早くこの悩みから解消されれば…」と願う私でした。


左手首を怪我してしまったSMRくん⑧は三塁コーチャーとしてこの試合に出場!
しっかりと治して選手権大会での大暴れを期待しています。

【1回裏・法政の攻撃】
駿台の先発ピッチャーはNKYくん⑪。
一死から2番バッターに右中間真っ二つの三塁打を放たれ、
いきなり一死三塁のピンチを迎えてしまいます。
しかし、3番バッターを遊ゴロ、4番バッターを投ゴロに打ち取り、
1失点は覚悟していたこのピンチを見事に切り抜けます。
(駿0-0法)


先発ピッチャーのNKYくん⑪。

【2回表・駿台の攻撃】
この回先頭の6番KWKくんが四球で出塁しすぐさま盗塁を試みますがアウト。
7番SGWくん⑩もセカンドゴロであっという間に二死無塁。
しかし、野球はツーアウトからですよね!
8番KRTくん④はセンター前ヒットを放ち、9番NKYくん⑪も三塁手のエラーで出塁。
このエラーで相手投手はガクッと来てしまったのでしょう…。
1番SZKくん⑥は四球で二死満塁。そして2番MTMくん⑨は押し出し四球、
さらにTNDくん⑫も押し出し死球と、駿台は労せずして2点を先制します!
(駿2-0法)


2打席連続死球を食らったTNDくん⑫。

【2回裏・法政の攻撃】
三者凡退。
(駿2-0法)

【3回表・駿台の攻撃】
5番TMRくん⑦がセンター前ヒット。
続く6番KWKくん⑤は送りバントを試みますが決めることができず、
結局センターフライに倒れます。
7番SGWくん⑩はセカンドゴロに倒れて二死となりますが、
8番KRTくん④は1打席目に続きセンター前へのクリーンヒット!
しかし、9番NKYくん⑪はライトフライでこの回無得点に終わります。
(駿2-0法)


トイレ休憩がてら一塁側スタンドから駿台ベンチ&応援席を撮ってみました。
私はいつもこの中にいるということで、何だかとっても新鮮な光景でした。

【3回裏・法政の攻撃】
8番バッターをセンターフライ。
9番バッターをショートフライに打ち取り簡単にツーアウト。
しかし、1番バッターに四球を与えてしまいます。
そして、この一塁ランナーがすぐさま盗塁を試みますが、
TKHくん②の素晴らしい送球により二塁タッチアウト!
ピンチを切り抜けます。
(駿2-0法)

【4回表・駿台の攻撃】
この回から相手ピッチャーが背番号⑪の選手に変わります。
1番SZKくん⑥はらしくない三振、2番MTMくん⑨はショートフライ。
3番TNDくん⑫は相手三塁手のエラーで出塁いたしますが
4番TKHくん②も三振に斬って取られてしまいチェンジ。
この背番号⑪のピッチャーは変則フォームでかなり打ちづらそう…。
駿台の選手達は総じてストレートに振り遅れていました。
球の出所が見難いが故に、思った以上に手元で伸びる感じなのでしょうか?
(駿2-0法)

【4回裏・法政の攻撃】
先頭の2番バッターに四球を与え、3番バッターに送りバントを決められます。
一死二塁から4番バッターはセンターフライでランナーそのまま。
二死二塁となり、5番バッターの放った打球はショート真正面でしたが、
なんと、これをSZKくん⑥がポロっとやらかしてしまいます。
しかし、ここで相手二塁走者は三塁ベースを回ったところで中途半端にストップ。
これを見たSZKくん⑥は、三塁手のKWKくん⑤へ送球します!
そして、走者を三本間へ挟み込むことに成功しタッチアウト!(ふーっ)
(駿2-0法)

【5回表・駿台の攻撃】
5番TMRくん⑦はピッチャーゴロ。6番KWKくん⑤は三振。
7番SGWくん⑩は二塁手のエラーで出塁いたしますが、
前2打席共センター前ヒットを放っていた8番KRTくん④は
ショートフライに打ち取られてチェンジ。
う~ん、相手二番手ピッチャーにどうにもタイミングが合いません…。
(駿2-0法)

【5回裏・法政の攻撃】
この回からピッチャーはYNYくん①に交代します。
一回戦に続き、この采配にも実にびっくりさせられら私…。
だってNKYくん⑪は被安打1の無失点(もちろん自責点ゼロ)だったのですから!
でも、これは監督の緻密な計算があってのことなのでしょう!
代わったYNYくん①はひとりに四球を与えてしまうものの、
その他の三人は三ゴロ・三振・三振に斬って取る素晴らしいピッチング。
(駿2-0法)


駿台二番手ピッチャーのYNYくん①。

【6回表・駿台の攻撃】
一死から1番SZKくん⑥がライト前ヒットで出塁。
2番MTMくん⑨は三振で二死となりますが、バッター3番TNDくん⑫の時に
SZKくん⑥が二盗に成功します。しかしTNDくん⑫はサードゴロでチェンジ。
相手二番手ピッチャーをどうにも攻略することができずに嫌な流れを感じます。
(駿2-0法)

【6回裏・法政の攻撃】
この回の法政は1番バッターからの攻撃(嫌な予感)。
その1番バッターはショートゴロに打ち取ったかに思えましたが、
なんと、ここでSZKくん⑥が一塁へ悪送球…。
そして、2番バッターに送りバントを決められ一死二塁となります。
3番バッターの放った打球はグングン伸びて右中間真っ二つ!
タイムリー三塁打で1点を返されてしまいます。
続く4番バッターには簡単にレフト前に運ばれあっという間に同点に…。
そして、5番バッターにもセンター前ヒットを放たれ、ここで投手交代。
この試合スタメンでライトを守っていたSGWくん⑩がマウンドに上がります。
この一死一二塁のピンチで6番バッターの当たりはライトの頭上を越えます。
二塁ランナーには余裕のホームインを許し、一塁ランナーも本塁へ向かいますが、
一回戦に続いての素晴らしい駿台の中継プレーにより本塁タッチアウト!
何とか勝ち越し点を1点に食い止めますが二死三塁とピンチは続きます。
そして、続く7番バッターが放った打球はファーストのちょい左側へ。
一塁手TMRくんがガッチリ押さえ、一塁カバーに入ったピッチャーSGWくん⑩へ
大事にトスするものの、そのトスが若干フワっとなってしまい一塁セーフ。
この間に三塁ランナーがホームイン…。
この後、8番バッターにもセンター前ヒットを放たれてしまいますが、
9番バッター(代打)を三振に斬って取りようやくチェンジとなります。
打者一巡はしなかったものの打者9人の猛攻でこの回一挙4点を献上…。
(駿2-4法)


この回途中から急遽マウンドに上がったSGWくん⑩。

【7回表・駿台の攻撃】
6回裏に9番バッター背番号⑪の選手に代打が送られたので、
この回から相手ピッチャーが背番号⑩の選手に代わりました。
このピッチャー交代は非常にウエルカムなことだと私は感じました。
この回先頭の4番のTKHくん②がライト前へのクリーンヒット!
悩める4番にやっと当たりが出てくれました。
そして、続く5番TMRくん⑦の放った打球はライト頭上を越えるタイムリー二塁打!
一塁ランナーだったTKHくん②が長躯ホームインで1点差に詰め寄ります。
この無死二塁というチャンスから6番KWKくん⑤は送りバントを決め一死三塁。
スクイズでも犠牲フライでも後逸でも1点を挙げられるチャンスをつくります。
しかし、7番SGWくんは三振、8番KRTくんもセカンドフライに倒れチェンジ。
(駿3-4法)


三塁ベースを蹴るTKHくん②。

【7回裏・法政の攻撃】
1番バッターは高~く上がった内野フライ。
これを追ったSZKくん⑥でしたが、ボールがグラブからこぼれてしまいます…。
しかし、ここからYNYくん①が踏ん張ってくれました。
2番バッターをスリーバント失敗に。そして、3番バッターをライトフライ、
4番バッターをサードゴロに打ち取ってくれました。
(駿3-4法)

【8回表・駿台の攻撃】
一死から1番SZKくん⑥が四球を選びますが、
続く2番MTMくん⑨の放った打球は二塁手真正面へのゴロ…。
4-6-3の併殺と思われたこの打球がなんと二塁手の手前でイレギュラー!
チェンジのはずが一死一二塁というチャンスに変わります。
しかし、このイレギュラーバウンドは顔面に受けてしまった二塁手は、
そのまま控えの選手と交代となってしまいました。
これには対戦相手とはいえ非常に可哀想でしたねえ…。
さあ、このチャンスで続くは3番TNDくん⑫でしたが敢え無く三振。
4番TKHくん②の打球もショート真正面のゴロで「だめかァ…」と
思った次の瞬間、遊撃手が一塁へ悪送球!
二塁ランナーだったSZKくん⑥が一気に本塁へ還り同点となります。
しかし、相手遊撃手は何故にセカンドフォースアウトを狙わなかったのか…?
やはり直前に二塁手が代わっていたから呼吸が合わなかったのだろうか?
そう考えるとあのイレギュラーは大きな伏線を残していたことになりますね。
さあ、なおも二死二三塁のチャンスが続きます。
ここでバッターボックスに入るのは前打席でタイムリー二塁打を放ったTMRくん⑦。
そのTMRくん⑦が放った打球は綺麗にセンター前へ抜けて行き、
二人の走者を迎え入れて一気に勝ち越しです!
(駿6-4法)


この試合で5打数3安打と当たりに当たっていたTMRくん⑦。
何度も申し上げますが、この「声出し」が実に素晴らしい!

【8回裏・法政の攻撃】
この回の打球は全てKRTくん④のところに飛んでの三者凡退。
(駿6-4法)

【9回表・駿台の攻撃】
先頭の7番SGWくん⑩がライト前ヒット。
8番KRTくん④が送りバントで一死二塁のチャンス!
9番YNYくん①が死球を受け、一死一二塁とチャンスが広がります。
ここで1番SZKくん⑥は、今日の2失策を帳消しにするべく、
ライトオーバーのタイムリー三塁打を放ち2点を追加!
続く2番MTMくん⑨は四球で一死一三塁とチャンスは続き、
3番TNDくんの時にパスボールがあり更に1点追加。
4番TKHくん②・5番KMKくん⑰が連続死球で満塁となり、
6番KWKくん⑤がライト前へタイムリーヒットを放ち2点追加!
一回戦からここまで無安打だったKWKくん⑤にやっと一本、
しかもタイムリーが出てくれました!(嬉)
(駿11-4法)


8点目のホームを踏むTKHくん②。


そのタイムリー三塁打を放ちガッツポーズのSZKくん⑥。


途中から一塁の守備に着いているKMKくん⑰の打席。

【9回裏・法政の攻撃】
先頭8番バッターにライト前ヒットを放たれ、9番バッターはボテボテのサードゴロ。
ランナーを送られたような形になり一死二塁。
そして、1番バッターにも四球を与えてしまい一死一二塁とピンチが広がります。。
しかし、2番バッターを三振、最後のバッターをセンターフライに仕留めて試合終了!
(駿11-4法)


この最終回からショートの守備に着いたNTMくん⑭。


途中からセンターを守り、最後の飛球を捕ったTKGくん⑱。

試合観戦後の帰りの武蔵野線では、昨年度まで駿台野球部の面倒を
見てくださったYSDコーチと偶然同じ電車に乗ることができ、、
南浦和駅までの約30分間、駿台野球部の今、そして未来にについて
熱く熱く語り合ってまいりました!